肩こり

肩こり

肩こり肩こりの主な症状は、首筋、首のつけ根から肩または背中にかけての痛みやこわばり、動かしにくさです。症状が悪化すると、頭痛や吐き気などを起こすこともあります。首や肩、背中に広がっている僧帽筋という大きな筋肉をはじめ、頭を支えて肩や腕を動かすためには多くの筋肉が関わっています。また、動かさないことにも筋肉の緊張が必要です。同じ姿勢をとり続けることも大きな負担になります。

肩こりの原因

同じ姿勢をとり続けるためには、必要な筋肉が緊張し続ける必要があります。そのため、長時間動かないでいると緊張を続けた筋肉の血行が悪化して痛みを起こします。血行が悪化すると必要な酸素や栄養を十分に得ることができなくなりますし、老廃物の排出が滞るため痛みを起こす物質がたまってしまいます。
人間の頭はとても重いため、それを支える筋肉には絶えず大きな負担がかかっています。それに加えて姿勢が悪いと肩や首周辺の筋肉にはさらに大きな負担がかかり続けます。
パソコンやスマートフォンを日常的に使っていると同じ姿勢を長時間続けてしまうため、肩こりを起こしやすくなります。血行を悪化させる運動不足や冷えがあると、肩こりのリスクはさらに上がります。
こうしたいくつもの要因が重なって慢性的な肩こりを起こしています。整形外科では効果的な肩こりの治療が可能ですのでご相談ください。なお、肩こりは日常的に起こりやすい症状ですが、適切な治療が必要な疾患の症状として肩こりが現れているケースもあります。そのため、慢性的な肩こりがあるようでしたら、1度整形外科を受診して疾患の有無を確かめてもらうことをお勧めしています。

肩こりの症状から疑われる疾患

  • 頚椎椎間板ヘルニアなどの頚椎疾患
  • 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)などの肩関節疾患
  • 頭蓋内疾患
  • 高血圧症
  • 眼疾患
  • 耳鼻咽喉疾患
  • 腱板断裂

肩こりの診断・治療

問診と触診で整形外科疾患によるものかどうか判断しレントゲンなどの必要な検査をします。
頸椎(首の骨)は、体の横からみますと前曲がり(前弯)が正常です。肩こりがある方の場合、直線化や後弯変形が起こっていることがあります。

  • 薬物療法として外用剤、消炎鎮痛薬や筋緊張を和らげる薬を使用
  • 温熱療法(血流を改善)や運動器リハビリ(姿勢の改善、ストレッチ、筋力訓練)

肩こりの再発予防

  • 正しい姿勢
  • 長時間、同じ姿勢を避ける
  • ストレッチを行う
  • 適度な運動を行う
TEL.
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